人生色々、真珠の色もいろいろ
真珠には、色々な「色」があります
いわゆる、ホワイト、ピンク、ブルー、黒、金色などなど・・・
同じ真珠であっても、見る場所、時間、天候、光の種類など
さまざまな要因で見える色が違ってきます 不思議ですね
それが真珠の魅力ですが、この「色」を決定する要因に
大きく分けて3つあります
1、光の作用(光の屈折・反射・干渉)
とくに光の干渉作用は、真珠特有の虹色を作り出します
たとえば、セロファンを数枚重ねた時や、シャボン玉のきれいな虹色に見えるのと同じ現象です
これは、真珠層(構成成分のアラゴナイト)が薄くて大きな結晶が均一に規則正しく積み重なった場合、干渉色も強くなり色に深みが増すのです。
2、色素(真珠層を構成しているコンキオリンに含まれる)
この真珠層成分のコンキオリンに含まれている色素は、あこや真珠や白蝶真珠では黄色、黒蝶真珠は黒、淡水真珠では紫色や橙色などですが、詳しい事はあまり研究がされていないそうです
ただ、養殖時に使うピースを使い分けることにより色素発現のメカニズムを利用して生み出す真珠の色のコントロールを試みているそうです
3、有機物(核入れ時の出欠や母貝の代謝異常)
核と真珠層の間に茶褐色の有機物として残った場合、これを真珠層を通してみると真珠がブルーに見えます
実はこれは青い色素ではなく、茶褐色のシミが青く見せているのです
!
以上のように、真珠の色はさまざまな要因が絡み合う自然のメカニズムの中で起こる現象といえますが・・・
中には、加工処理によって着色されたものもあります
あこや真珠だけでも、これほど色々な色があります
左から
白系あこや真珠
ゴールド系あこや真珠
ブルー系無調色
ブルー系調色
海のごとく碧き あこや真珠にも2種類あります
艷やかなグレーネックレス。悲しみのお席の時は上品なフォーマルに仕上がり、また上品なグレーは、お洒落にもアレンジ出来る活躍の場が多いネックレスです。
1、調色グレー
通常のあこや真珠では、加工段階で「調色」が行われることが一般的。
調色は、真珠が潜在的に持つ本来の美しさを引き出すため行われる処理の事
その方法は、医療器具の滅菌や野菜の発芽阻止などに活用される「ガンマ線照射」
調色された真珠からできたネックレスは連相も整い、比較的自然では出にく濃い色まで幅広くあります
2、無調色グレー(ナチュラルと呼ばれることも多い)
核に真珠層が巻き付いていく過程で、他の有機物も一緒に巻き付いていくと、真珠が出来上がったときにその核に巻き付いた有機物が真珠層を透かしてブルーグレーという色に見せる。まさに自然の神秘。
全体の生産量の中でわずか数パーセントしか採れない稀少なものです。
一般的に見かけるホワイト系とは違うメタリックな輝きは幻想的な表情。
・・・しかし、多くの無調色グレーはバロックでの出現が多く、真珠層の巻き方が一定しておらず、商品化される品質は少ないのが現状です。
連 左より
ブルー系調色
ブルー系無調色
ブルー系無調色 バロック
還暦のプレゼントにいかがですか?
40歳位から似合うグレーネックレスは二本目としてお勧めです。結婚記念日や還暦のお祝い・誕生日のプレゼントに、第一印象が決め手のビジネスや人と会う場面が多い方にもお勧めです。